A Square Song Book

和泉宏隆トリオレコーディング
 Recording Report

レコーディングレポート1/28~1/31 2008

前にCat Walk の太田さんの録音で和泉さんがうちのスタジオに来て大変気に入っていただき、今回自分のトリオでレコーディングということになりました。

和泉さんはT-Squareで長く活躍されたあと自分のトリオでまったくアコースティックなJazzをやっておられます。

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今回レコーディングをするにあたって是非日本一の調律師を連れてきて自分の納得できる音でやりたいということで録音の一日前に調律師の小沼さんを連れて来られました。
うちのSteinway D、整調という大変難しい仕事をできる人を探していただけにラッキーでした、小沼さんは小曽根まこと、上原ひろみ、チック・コリアなど一流のジャズミュージシャンの調律をやっておられるジャズ専門?の調律師さんです。
一日かけて整調、調律をやってそれをパラパラと和泉さんが弾いてここがどうだとか注文を出す、それをきいてまた小沼さんが直していく・・・。
という理想的な状況で進められました。終わって和泉さんがピアノを弾いてくれて、うわ~これは私が求めていた音、まさに Steinway D の音だ!
これは明日からの録音が楽しみだ。

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次の日にベースの村上さん、ドラムの板垣さんがスタジオ入り、私ははじめてあったのですが二人ともまじめで気さくな感じ、なんかいい感じで録音できそう。(私は気むずかしくて神経質な人は苦手なのです)
このトリオのサウンドはバップでもSwingでもない私にとって新鮮なサウンド(ヨーロピアンな)です。ベースの村上さんはなんと6弦ベースでバックの時は普通のベースですがソロになるとなんとギターのようなサウンド!こりゃ二人分ギャラもらってもいいんじゃないか?と思われるようなテクニックです。

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ドラムの板垣さんは今日この日のレコーディングのために新しいドラムを買ったとのこと!ひしひしと今回のレコーディングにかける意気込みが伝わってきます。
ドラムを組み立ててサウンドチェック、このときに私は調整室でスピーカーのモニターを聴く前に生の音をじっくり聴くようにしております、板垣さんのドラム、抜けていていい音ですテクニックも凄いし、う~んこの生音をなんとかそのまま取り込みたいと思いました。

T-Square 時代に和泉さんが作った曲を中心に録音しましたこのCD、すばらしい作品になったと思います、是非聴いてみてください。